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肝外胆管がん

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肝外胆管がん

肝外胆管がんは、腫瘍が小さいにも関わらず、胆管への浸潤によって早期に手術による切除が困難になることがあります。また有効な化学療法(抗がん剤治療)も少なく、治療の難しいがんです。切除が可能であれば手術を優先すべきですが、難しい場合には粒子線治療が有効な選択肢の一つと考えられます。当センターでは化学療法を同時に併用する粒子線治療も行っており、より高い治療効果を目指しています。

線種・線量分割

線種 線量分割
陽子線 70.2-72.6 GyE/ 22回-26回
67.5 GyE/ 25回

化学療法の同時併用を行うことも可能です。

当センターでの治療成績・治療例

3年局所制御率 91%

可能性のある有害事象

急性期(照射中~照射後3ヶ月):肝機能障害、まれに重篤な肝不全皮膚炎(発赤や湿疹、かゆみや痛み)消化管粘膜炎(びらんや潰瘍、腹痛や食欲不振)など
晩期(照射から3ヶ月以降):肝機能障害、まれに重篤な肝障害、皮膚の色素沈着、消化管粘膜炎(びらんや潰瘍、狭窄、腹痛や食欲不振)肺炎(咳や痰、微熱、深呼吸時の痛み)骨折など

※上記すべての有害事象が起こるわけではありません。発生頻度も腫瘍の部位やサイズによって大きく異なります。詳しくは受診時に担当医からご説明いたします。

紹介される先生へのお願い

粒子線治療患者紹介FAX用紙

肝外胆管がん チェック項目・検査項目

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