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治療中(通院の場合)

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治療中(通院の場合)

 月曜日から金曜日まで、平日は毎日、週5回の粒子線治療を決まった回数まで繰り返します。土曜日・日曜日と祝日はお休みです。
治療を行う時間は予約制です。毎日の治療の前に位置決めを行いますので、照射と合わせて毎日、約30~40分が治療のために必要です。

治療中の診察、検査

 治療中には副作用の発見、対処のため定期的な診察を行います。治療当初の2~3週間には強い副作用が起きることは少なく、患者さんは普段どおりの生活を送ることができます。
それ以降は頭頸部の治療の場合では口腔粘膜炎や皮膚炎など、急性期の副作用(急性反応)による症状が起きる場合があります(照射範囲に入っている場合)。
肺や肝臓の治療の場合には、急性期の副作用は軽度の皮膚炎のみの場合が多いです。前立腺の治療の場合には、排尿時の違和感や出にくい感じが起きる事があります。いずれの場合も一時的なもので、通常治療終了後2~4週間で改善します。

 治療中には定期的に採血やCT・MRI検査により治療効果の判定も行います。
治療後半には腫瘍の縮小に合わせて必要なとき、再度の放射線治療計画を行って照射範囲の縮小を行います。この縮小により、副作用を軽減することができます。

治療中の生活

通院の場合

通院できる方は外来で治療を行い、普段通りの生活を送っていただきます。皮膚の上に簡単なマークを付けますが、入浴していただいても構いません。
ただし、日光が直接治療を受ける場所にあたらないよう注意していただく必要があります。

定期診察について

週に1回、医師の診察があります。治療は継続が可能か、有害事象が出ていないかなどの診察を行います。患者さんによっては毎日診察が必要な方もあります。

検査

治療中には、採血などの検査と、MRIやCTなどの画像が数回あります。治療開始の際に予定表をお渡ししています。

副作用対策

自覚症状に変化がでてきた場合はご相談ください。症状によってケア方法を変更したり、投薬変更したりしていきます。