兵庫県立粒子線医療センター

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当センターの感染対策について

2020年05月15日

 当センターは、悪性疾患・化学療法などの影響で免疫力の低下している患者さんや、感染症に罹患すると重篤化するリスクのある65歳以上の患者さんが多く入院されています。また、放射線治療は中断せずに最後まで治療を行った方が良いことなどから、感染による治療中断を起こさないよう、感染対策については日頃より重要視しています。
アルコール性擦式製剤による手指衛生を励行するなど、標準予防策(すべての人間は感染性病原体を保有しているかもしれないと考え、手指衛生や血液など感染性体液に対する感染予防を行うこと)をとっています。また、年に2回、職員全員を対象とする感染対策の研修を行うなど、スタッフの意識向上に努力しています。

 

 昨年末から新型コロナウイルス(以降COVID-19と略す)が発生し、世界中で大問題となっています。COVID-19に有効なワクチンや治療薬はありません(5/14時点)。COVID-19は指定感染症に分類されており、感染した場合は指定病院や宿泊施設での療養が基本とされています。COVID-19に感染すると、当センターでの治療が中断となる危険があるということです。放射線治療の一種である粒子線治療は、治療開始後は極力中断しないことが大切です。そこで、院内感染が起こらないよう、日々感染対策の検討・改善しています。COVID-19は未知の事柄も多いことから、週に最低一度は院内感染対策会議を開き、最新の知見を基に対策を立てています。以下、当センターが行っている感染対策の一部を記載します。

 

 職員は毎日体温を測定し、発熱している場合は出勤停止です。通勤中を含め、業務中のマスク装着を義務づけています。食事でマスクを外すときは2m以上距離をとるようにしていますし、食事中の会話は禁止しています。また、同時に食事出来る人数に制限を設けています。更衣室も同様です。もちろん、窓を開けるなど換気に注意しています。
院内に入るすべての人たちには病院玄関において体温・体調確認を実施し、病院に入るときには手指衛生を行っていただいています。治療や検査後、患者毎にスタッフがベッドや机などの環境消毒を行っています。定期的に手すりやソファーの消毒も行っています。

 

 患者さんには治療開始2週間前からは自主隔離を促し、感染管理するようになりました。


 治療・検査室に入る前に手指衛生を行っていただき、接触感染を予防しています。また、自室以外ではマスク装着をお願いしています。

 

 他にも様々な感染対策を実施しています。
 

 感染対策に絶対はなく、この対策をとっておけば感染を防げるという妙手はありません。だからこそ、私たちは強い意志を持ち、自分たちでできる最大限の感染対策をもって、この非常事態に立ち向かっています。患者さんや業者の方々にはご不便・不自由をかける部分もあると思いますが、何卒ご理解のほどお願いいたします。

 

 

病院玄関口で問診を行っています。

 

 

 

2m以上間隔が開くように工夫しています。

 

 

お一人お一人の検査・治療終了毎に消毒しています。

 

 

感染対策意識向上のため、ポスターを掲示しています。

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